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2008.06.18

これまでの勉強の成果

 しばらくぶりに勉強日記を書きます。5月下旬から矢継ぎ早にカーボンオフセットや国内排出量取引についてのセミナーや講演会があって、勉強のため参加していました。

 当初、カーボンオフセットと国内排出量取引の違いもわからず参加していたため、イベントに出てもわからないことばかり。でもめげずに聞いているうちに次第に理解が深まってくるのが実感できました。その上で、カーボンオフセットはあくまでボランティア的なもので、基本的には「寄付行為」に近いというもので、国内排出量取引はまだ環境省などで細部が議論中ですが、概ね、「国内企業にまず自主的にCO2削減目標を設定し、産業界ごとにCO2排出量の上限を決めて、目標が達成されない場合には達成される企業の排出余剰分を購入して達成させる仕組み」と理解しています。間違っていたらどなたかご指摘ください。

 ということで、カーボンオフセットというのは国内排出量取引制度の補完的な意味なのかなあと思っています。つまり、国へ個人や企業が寄付するという仕組みのようです。オフセットして海外のプロジェクトで得た排出権(CER)を、「日本政府に差し上げます」ということ。

 ここでまだ理解不足なのは、差し上げる場合に「取り消し口座」と「償却口座」があるそうです。取り消し口座は文字通り、日本が果たさなければならないマイナス6%の一部として打ち消すことに使用されるのですが、償却口座がどういうように使われるのかがまだよくわかっていません。どなたかお知りでしたら教えてください。

 もう一つ理解不足の点が「VER」です。私の理解では、CERは京都メカニズムによって日本のマイナス6%の達成に活用されるもので、それ以外のものをVERというように理解しています。「グリーン電力証書」もVERの一つに考えられるようになるようですが、現在も細部を検討しているところです。このVERがカーボンオフセットに資料する場合の問題点なども検討されているということです。

 グリーン電力とは、太陽光発電や風力、バイオマスなど、従来の発電以外の方法で発電した電力を発生させることにより、従来方法で排出されていたCO2の排出を削減・回避できることになり、これは日本政府の目標であるマイナス6%に貢献するものではないか(つまり寄付になるのではないか=カーボンオフセット)、という考え方。グリーン電力を発生させた証しとしてまずは発電主体に「グリーン電力証書」が発行される。企業等が発電主体から電力使用の一部をグリーン電力でまかないたい場合には、発電主体と利用者の間で証書がやり取りされる。6月17日には、グリーン電力証書の取引所もオープンした。証書の価値が高まると価格も高くなると予想される。

 国内排出量取引制度でわからないのは、削減目標を達成した企業は余剰排出枠を資産として保有できる、つまり株式と同じように含み資産なるのだと思うのですが、その排出枠に期限はないのだろうか。

 それから、削減目標は年を負うごとに達成が難しくなると思う。なぜならわずかな時間で大幅な技術革新を果たすのは難しいから。わかりやすく言うと、「ダイエット」と同じ。最初の数キロは食事や運動などを見直すことで達成できるが、そこから先はなかなか目標を達成できない時期が来る。だから、初期に保有した排出枠を目標達成が難しくなる時期に売却する方が、価値が高まってより高価格になるのではないかと思う。

 そう考えると、排出枠を保有してから手放すまでの期間が設定されない場合、初期のうちに排出削減に向けた設備投資をして排出枠を保有できた方が、後々有利になるように思います。だから、今現在、余裕のある企業の方が有利?あるいはESCOなどを活用して設備投資するのがよいのではないだろうか?

 今日現在、この程度まで理解が進みました。

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